マーガレットって 心配されたくないというと少し語弊があるけれど、気遣われる立場に置かれるよりは

やはり人に頼りにされていたい し、役立たずになりたくないんですよね。

正気度が削れてメンタルが不安定な今よりも、ep2〜3にかけての 自分が迂闊だったことでブルーが手の届かないところまで行ってしまったこととか、自分や他者を危険に晒してしまったときの方が堪えた

自分一人が傷つくよりも、それに付随して誰かを巻き込むことのほうが耐えられないらしい

ep5でのグレイとの問答のとき、ブルーとの離別に触れられたときに悲しみや苦しい気持ちの表明よりも 自分への不甲斐なさとか、無神経に触れられたことへの怒りが先行したあたりが顕著だったかも

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狂気は そうだなあ

偏愛や執着、強迫観念にとりつかれた行動 どっちもめちゃくちゃ合っていて

どちらも言動行動に現れるかもしれない

失うことへの恐怖が今になって出てくるということは、裏を返せば失ってしまったものの大きさに気が付いて(あるいは目が向いて)しまう事だとも思うので…

そもそも、母親を犯罪で亡くしていることがFBI捜査官になるにあたっての動機だったから

当時に大切な人を失いたくないと強く思ったからこそ
他の人に対しても、失わせたくない 同じ思いをさせたくない 自分の持ち得る能力を使えばきっと世界を少しだけより良くできるという信念がマーガレットをここまで来させた背景があって。

だからこそ、マーガレットは以前よりもクリアリング的な確認行為が過剰になるんじゃないかな……

自分が及ばなかったから、ブルーが行ってしまったって 母親の時に自分を戒めていたはずなのにまた繰り返してしまったと そういうことを心の片隅でずっと思ってる

ジーンのことや、(今後によるかもしれないけれど)ラインハルト、大切な人との繋がりがあった故に戻ってくることができたunknown99.9たちを見てしまったら

じゃあ ブルーと私の間には 自分には何が足りなかったんだろう?って

誰にも言えないけれど 思わずにはいられない
思っては「自分の力が及ばなかったから」だとか「本質的な(暗黒の祖先と寄せ餌という)巡り合わせのせいだ」と

結局自分を責めてしまう結論に戻ってきてしまうのを繰り返して、しても仕方のない自問自答を振り切るように進んでいくんだろうな

事実に基づいたサンプルとして各事例のこと、見ていく必要はあるけど
自分がないものねだりのような目で他所を見てしまってないかというのは、気にする

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使えるものはきっと今後も使うし、自分の体質でさえも利用するけれど

「ブルーの妹」としての自分には寄せ餌としての特徴なんて要らなかった、と 鏡に映る自分の顔を見ると少し嫌な気持ちになることがたまにあると思う

これはメタ的には偶然の一致でしかないけれど、グレイの犠牲者に選ばれてしまった人の身体的特徴(虹彩異色症)とも一致してしまっていたがために
グレイにも目をつけられていたのが、実はかなり効いていて…

マーガレットは血の繋がりのない兄(ブルー)と、お揃いの青色をした右目の事が小さな頃から好きだったんですが

グレイというunknown99.9のターゲットに選ばれる身体的特徴にもなったことで、
ブルーとの繋がりと思い出を示す好きな色をした瞳であるとともに
嫌悪やトラウマ、ブルーの喪失を想起する象徴にもなってしまったのが

なんだか呪いみたいだね…と思う
本人は呪いやオカルト、宗教のことを信じていないけれど

今になって呪いの存在は身をもって理解するんじゃないかな……と…

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マーガレットは部分的に他者への共感や寄り添いの感情が希薄なところがあったんですが(人間嫌いとか、サイコパスということではなく 意図的にスイッチをオフにしておかないと人の心理や精神的な部分に干渉することはできないし、自分が潰れかねないので)

特に「血縁」を重視するとか、「種族的なルーツに基づいて存在意義をまっとうする」みたいな思想が実はかなり理解から遠くて……

家族が大事じゃないとかそういうことでもないけれど、
マーガレット自身、家族間での血の繋がりとか自分の生まれをいっさい動機にした事がなくて

父や兄が「尊敬できる人だから」慕っていたし、友人のことも「隔たりなく接してくれる気のおけない人だから」親友という間柄だったわけで……

「血の繋がった同胞(家族)なんだから」が動機になる人もいることは頭では理解できるし、受け入れられるけど

感覚としては本当に共感ができなくて(ここにネガティブな感情はない) アンバーのことは特に、「彼がunknown99.9だから」理解できなかったんじゃなくて

「誰よりも血とルーツに囚われているから」
「大切にしたい/されたい と思いながらもそれが出来ずに多くの人を傷つけたから」
最も理解から遠い人を見た気持ちでいたな…

彼が犯罪者だから理解できないのではなく、同じ心や自由意志を持つ存在として理解できなかった

だからこそ、彼の言うことがずっと虚言や揺さぶりだと思い続けてたな
実際に言葉が事実だと自分の目で確かめるまでは。

彼の言葉を心で理解して共感を示せるようになったら それってきっと深淵に足を踏み入れてしまっているのとマーガレットとしては同義だったので……

最終日前あたりから、アイリスがアンバーに寄り添う姿勢が見られていたのは、実はかなり注意深く見ていたし

シャーロットが彼らの動機や行動を正しく見透かしたように推論を話していること、ギフトによるものではなく狂気によって得た閃きだと気づいたのもPLとしてもかなり "分かる"んだよな…

マーガレットは事実をベースにフラットな視点で物事を見ようとしているから、そこに狂気や誰かの感情とか なんらかの矛盾や不純物を見出すのが上手いんだろうな

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マーガレット自身、自分の一種システマチックでフラットな部分を大事にしていて

事態の収束や問題の対処を確実に遂行するという目標に真っ直ぐだから

家族や友人を人質に取られても、やはり事実そのものに強い衝撃を受けたりはしていなかったな
父や友人がそれぞれ強さをもっていることも分かっていたし、そこへの信頼があった

順序立てて進めなければ彼らに歩み寄ることすらできないこと 分かっていたから留まれていたな
たぶんこれは、父から教わったこと

人質が解放されて、救護が必要な人達の対応も終わったあと まずメンバーや友人たちそれぞれの安否を心配して確認したろうし

父とは全てが済んでから話したと思います
父が医療従事者だから、優先するべき順序についても理解があるはずだし マーガレットが教わったことを遵守してできる精一杯をしていることも分かってくれているんじゃないかな〜…

マーガレットが持っている全部のタスクを下ろして、ようやく親と子として 怪我はないかとか、よく頑張ったなとか お互いを労う時間をとった気がする

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そこで足が止まっているとかでは決してないけれど、やっぱり個人としてのマーガレットの一大事はブルーの一件のところが占めていて

ブルー以外の大切な人はさいわい、無事に生還しているから気負うところもない

だからep6後は事件後、皆の私生活や仕事に影響が出ていないかとか 支障がありそうなら仕事を貰うとか

当たり障りない程度に皆の大切な人の様子を聞いたりとか、サポートする動きをしていくよ〜

ピリつく場面になると不定の狂気による過剰な警戒とかがまろび出るけど

それ以外は本当に けろっとしているし皆に気配りを欠かさないとおもいます 元気かも〜



最終更新日時: 2024/11/20 10:46

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