「お願い助けて」と言われても
10年スルーしてきました ましゅまろ
登場人物
『チューリップアヒルちゃん』
本名は「桜田 真里」。高校1年生。
いじめられていて、「心」と呼んでる洞窟が唯一の支え。
「ソフトクリームアヒルちゃん』
通称、ソフトちゃん、ソフトさん、ソフト。不詳。
声は男性だがセーラー服を着ている。毒舌。
『ウサギ』
通称、ウサギさん、ウサギ先生。不詳。
ウサギは被り物で、自分は猫だと言い張る。色んな事を知っている。
『サナ』
本名は「サナ・ヨシハラ」推定10歳。
双子のセナの姉。耳が聞こえない。
『セナ』
本名は『セナ・ヨシハラ』
双子のサナの妹。目が見えてない。
『井上 琴羽』
真里が両親を安心させる為につくった空想の親友。
真里と吹奏楽部に入った事になってる。
http://m.draw.to/D2QAMVh
↑
チューリップちゃんとソフトさんとウサギ先生
http://m.draw.to/D4gA9Ny
↑
サナちゃんとセナちゃん
プロローグ
「真里、もう行くの?」
「うん!今日はね、朝レンがあるから。」
「吹奏楽部は大変だね。」
「真里の吹奏楽部の大会見に行こうかな。チケットはいつ出るんだ?」
「え、えとね…1年生は大会にでれないんだー。」
「そっか。じゃあ来年だね。」
「そうだな。」
「う、うん。…じゃ、行ってきます!」
ハァと溜め息をつく。
(危なかった。吹奏楽部なんて入ってないよ。)
私は速歩きで、ある場所へ行く。
(ついた!)
ある場所とはここ。
一面、木に覆い尽くされ木漏れ日が美しく、秋の匂いがする林。そこに威張ってるわけでもなく、隠れているわけでもない心がある。苔が生えた岩は懐かしさを覚えさせる。入り口にはツタが覆い繁り中が見えない。まるで秘密基地だ。心の中は今の季節にちょうどよい気温でツタから漏れる光が幻想的。
「ハァ。学校行きたくないな。勉強ぐらい家でできるよ」
なんでいじめられるのかさっぱり分からない。悪い事なんてしてない。どうしてなんだろう…。
その時だった……
ピカッ。
「キャァァァァァァァ!」
激しい光の中私は倒れた。
第1話
「うぅ。イタタタタ。」
体が痛い。筋肉痛に似てる。
「お前っ!なんで面ば脱いどるんか」
「うん?すいません?」
『スポッ』
「きゃあ!な、何ですか!?え?抜けない!」
「いやいや、抜けたらあかんやろ。」
そういえば、このおじさんは誰だ?声からしておじさん…だよね。一生懸命脱ごうとしていると、ぼやけていた視界が元に戻る。
そこにはウサギの人形しかない。
「さっきのおじさん、どこいったんだろ。…まさかこの子が喋ってた?」
私は目の前のウサギの人形を摘まむ。
「いたかわ!!はよおろせ!」
「うん?喋った?遠隔スピーカーかなんかかな?」
「違うわ!アホ!はよ降ろせや!」
そういうとジタバタ動く
「ヒッ!動いたっ…」
「……動物は動くやろ。バカか?」
「どっ、動物…。喋ってる…。」
「ハァ。いたい、いたい。」
「きゃあああああ!」
「な、なんやっ?」
体が硬直した。
「あ…あ…どっ…動物がっ…しゃべって…るッ」
「?ちゃんとワイにも口あるからな」
その時風がバサッと吹いた。私は起きてから辺りを見渡す。
何もない。360度、地平線の先も、なんにもない。
「ここ、どこ?」
そういえばさっきまで心の中にいたのに、外に出てる。「さっき」といえばあの光だ。ま、まさか…爆弾?爆発してこうなったの?勇気を出してみよう。此処にはこの人形?しか、いなさそうだし
「あ、あの…」
「ん?なんや?」
「ここってどこですか?」
「え…?」
人形?の声が少女の声に聞こえたのは気のせいだろうか?
「ゴ、ゴホン。お前ほんまにいうてんの?」
「あ、あの…ですね。。」
私は今までの出来事を話した。
「…うーん。ここ10年、そんな事起きてないんやがな、、、。」
「あの…。10年って…。」
「…っ!く、詳しい事は中に入ってからや。」
「…はい…。」
人形?は、片足をあげるとダンッ!と地面に振り落とした。
「ええっ!何これ!」
「…お前はなんも知らんな。」
「す、凄い。
そこに現れたのは階段だった。地下に繋がる。
「お願い助けて」と言われても 10年スルーしてきました ましゅまろ 登場人物 『チューリップアヒルちゃん』 本名は「桜田 真里」。高校1年生。 いじめられていて、「心」と呼んでる洞窟が唯一の支え。 「ソフトクリームアヒルちゃん』 通称、ソフトちゃん、ソフトさん、ソフト。不詳。 声は男性だがセーラー服を着ている。毒舌。 『ウサギ』 通称、ウサギさん、ウサギ先生。不詳。 ウサギは被り物で、自分は猫だと言い張る。色んな事を知っている。 『サナ』 本名は「サナ・ヨシハラ」推定10歳。 双子のセナの姉。耳が聞こえない。 『セナ』 本名は『セナ・ヨシハラ』 双子のサナの妹。目が見えてない。 『井上 琴羽』 真里が両親を安心させる為につくった空想の親友。 真里と吹奏楽部に入った事になってる。 http://m.draw.to/D2QAMVh ↑ チューリップちゃんとソフトさんとウサギ先生 http://m.draw.to/D4gA9Ny ↑ サナちゃんとセナちゃん プロローグ 「真里、もう行くの?」 「うん!今日はね、朝レンがあるから。」 「吹奏楽部は大変だね。」 「真里の吹奏楽部の大会見に行こうかな。チケットはいつ出るんだ?」 「え、えとね…1年生は大会にでれないんだー。」 「そっか。じゃあ来年だね。」 「そうだな。」 「う、うん。…じゃ、行ってきます!」 ハァと溜め息をつく。 (危なかった。吹奏楽部なんて入ってないよ。) 私は速歩きで、ある場所へ行く。 (ついた!) ある場所とはここ。 一面、木に覆い尽くされ木漏れ日が美しく、秋の匂いがする林。そこに威張ってるわけでもなく、隠れているわけでもない心がある。苔が生えた岩は懐かしさを覚えさせる。入り口にはツタが覆い繁り中が見えない。まるで秘密基地だ。心の中は今の季節にちょうどよい気温でツタから漏れる光が幻想的。 「ハァ。学校行きたくないな。勉強ぐらい家でできるよ」 なんでいじめられるのかさっぱり分からない。悪い事なんてしてない。どうしてなんだろう…。 その時だった…… ピカッ。 「キャァァァァァァァ!」 激しい光の中私は倒れた。 第1話 「うぅ。イタタタタ。」 体が痛い。筋肉痛に似てる。 「お前っ!なんで面ば脱いどるんか」 「うん?すいません?」 『スポッ』 「きゃあ!な、何ですか!?え?抜けない!」 「いやいや、抜けたらあかんやろ。」 そういえば、このおじさんは誰だ?声からしておじさん…だよね。一生懸命脱ごうとしていると、ぼやけていた視界が元に戻る。 そこにはウサギの人形しかない。 「さっきのおじさん、どこいったんだろ。…まさかこの子が喋ってた?」 私は目の前のウサギの人形を摘まむ。 「いたかわ!!はよおろせ!」 「うん?喋った?遠隔スピーカーかなんかかな?」 「違うわ!アホ!はよ降ろせや!」 そういうとジタバタ動く 「ヒッ!動いたっ…」 「……動物は動くやろ。バカか?」 「どっ、動物…。喋ってる…。」 「ハァ。いたい、いたい。」 「きゃあああああ!」 「な、なんやっ?」 体が硬直した。 「あ…あ…どっ…動物がっ…しゃべって…るッ」 「?ちゃんとワイにも口あるからな」 その時風がバサッと吹いた。私は起きてから辺りを見渡す。 何もない。360度、地平線の先も、なんにもない。 「ここ、どこ?」 そういえばさっきまで心の中にいたのに、外に出てる。「さっき」といえばあの光だ。ま、まさか…爆弾?爆発してこうなったの?勇気を出してみよう。此処にはこの人形?しか、いなさそうだし 「あ、あの…」 「ん?なんや?」 「ここってどこですか?」 「え…?」 人形?の声が少女の声に聞こえたのは気のせいだろうか? 「ゴ、ゴホン。お前ほんまにいうてんの?」 「あ、あの…ですね。。」 私は今までの出来事を話した。 「…うーん。ここ10年、そんな事起きてないんやがな、、、。」 「あの…。10年って…。」 「…っ!く、詳しい事は中に入ってからや。」 「…はい…。」 人形?は、片足をあげるとダンッ!と地面に振り落とした。 「ええっ!何これ!」 「…お前はなんも知らんな。」 「す、凄い。 そこに現れたのは階段だった。地下に繋がる。